東京国立博物館「神護寺―空海と真言密教のはじまり」で曼荼羅をみてきました。

美術展情報

東京国立博物館(Tokyo National Museum)は、日本最古かつ最大級の博物館で、1872年に設立されました。そのきっかけは、1867年のパリ万国博覧会への日本の参加にあります。この博覧会で日本の芸術品が高く評価されたことを受け、国内でも自国の文化財を見直す動きが広がり、博物館設立の機運が高まりました。

その後、1872年に湯島聖堂で開催された「文部省博物館」展示会を経て、同年に上野に恒常的な博物館として開館しました。以来、東京国立博物館は日本やアジアの文化財、芸術品を幅広く収集・展示し、現在では約12万点を所蔵。国宝や重要文化財に指定された作品も多く展示されています。敷地内には複数の建物があり、特別展や季節ごとのイベントも開催され、日本の伝統文化を体感できる場となっています。

開催中の特別展「神護寺―空海と真言密教のはじまり」に行ってきました。この展覧会は、神護寺の創建1200周年を記念していて、日本に真言密教を伝えた僧・空海(弘法大師)に関連する宝物が展示され、神護寺の歴史とその宗教的意義が紹介されています。

主な展示品には、平安時代の彫刻の傑作である国宝「薬師如来立像」や、修復が230年ぶりに行われた国宝「両界曼荼羅(高雄曼荼羅)」があります。また、宋から伝わったとされる「紺紙金字一切経」や、繊細な美しさを誇る「釈迦如来像」など、平安時代の仏教美術も見どころです。

この展覧会を通じて、神護寺の隆盛と真言密教の発展を支えた美術品や歴史的資料が一堂に会し、来場者は日本仏教の深い歴史と文化を体感できます。

曼荼羅の大きさと緻密な画に驚嘆しましたね。また、仏教は中国から伝わりましたが、当時、言葉の問題もあっただろうに当時の僧侶は中国に行っていろいろ学んできたのは、とても凄いことですよね。

常設の展示も見ましたが、広くて全部見るにはちょっと時間がありませんでしたので、また行こうと思っています。

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