バンクシー展 天才か反逆者か?~展示会レポート

美術展情報

前から行こうと思っていたバンクシー展ですが、2022年3月8日の閉幕までには行こうと思い、今日行ってきました。

バンクシーは、イギリスを拠点に活動する匿名の路上芸術家です。壁に落書きをするという一風変わったアートを展開しているので、その展覧会というのもはどうするのかと思いきや、複数のコレクターの協力により実現したそうです。

メトロポリタン美術館や大英博物館などの館内に無許可で作品を陳列したりするなどのパフォーマンスにより「芸術のテロリスト」と称されたりもしてます。

彼の行動は、そのようにちょっと過激な部分も結構あるので、今回のバンクシー展のテーマは、「GENIUS OR VANDAL?  天才か反逆か?」です。会場での今のところの投票結果は天才65%、反逆者35%という状況です。私は、彼はVANDALだと思います。

彼は政治および社会批評を作品を通してやっています。こういう方法で人を動かしていると思います。芸術の力は凄いなと思いますね。そういう意味で、彼はVANDAL(反逆者)なのでしょう。

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彼は、戦争に関して「The greatest crimes in the world are not committed by people breaking the rules but by people following the rules. It’s  people who follow orders that drop bombs and massacre villages. 世界最大の犯罪は、規則を破る者によってではなく、規則に従うものによって犯される。命令に従って爆弾を投下し、村で虐殺を行うのは人間なのである。」って、言っています。

今行われているロシアのウクライナへの侵攻にはどういうメッセージを送るのでしょうか。

バンクシーが監督したドキュメンタリーで、バンクシーのことや他のストリートアーティストのことがよくわかり、面白いです。

【2022年2月26日】

反戦メッセージをあざ笑うかのように世界では戦争が起きています。ウクライナでの戦闘はやみませんし、最近では、イスラエルのハマスへの反撃のためのガザ地区侵攻も勃発しました。

バンクシーの「花束を投げる男」は、パレスチナにある建物の壁に描かれた壁画でパレスチナに焦点をあてた作品です。

【2023年12月13日】

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