モネの魅力が広がる!「モネ 連作の情景 東京展」での素晴らしい体験と感想

美術展情報

モネ 連作の情景 東京展」に行ってきました。モネは人気ですね。結構な人でした。既に30万人を突破したそうです。特に若い女性が多いと思いました。

モネの描く水面がユラユラ揺れたり、空のまぶしさがキラキラしたりして、非常にメルヘンチックな展示会場の雰囲気でした。これが女性に人気の秘密かもしれません。観客のざっと7割が女性でしたね。

モネは、ルノアールなどともに印象派の巨匠と言われています。

19世紀半ばに登場したチューブ入り絵の具は、それまでの固形の絵の具よりも使いやすく、携帯性がありました。印象派の画家たちは、風景や光の瞬間的な変化を正確に捉えることを追求していました。チューブ入り絵の具は、彼らが自由に移動し、アウトドアで描くことを容易にし、その結果、彼らは新しいスタイルである印象派を築き上げました。

このように、歴史的に見て、新しいテクノロジーが芸術に大きな影響を与えることがあります。現代においてもAI技術が芸術に新たな可能性をもたらしています。

AIを用いた生成アートや機械学習による芸術的なアプローチが増えており、これによって従来のアートスタイルとは異なる表現が生まれつつあります。AIは膨大なデータを学習し、独自のアート作品を生成する能力を持っています。これによって、アーティストやクリエイターは新たなアート形式やアイデアを追求することができ、芸術の進化を促進する可能性がありそうですよね。

モネというと「睡蓮」が有名ですが、彼は、「睡蓮」を約250枚も描いています。今回は、「睡蓮」は2枚でした。お隣の西洋美術館の常設展示で「睡蓮」が1枚ありますので、「睡蓮」好きの人は、帰りに西洋美術館を覗くのもいいかもしれません。

また、モネは、この企画展のテーマである「連作」という手法を編み出しました。これは同じ主題を異なる条件や時間帯で何度も描くというアプローチです。一定の主題に焦点を当て、それを様々な視点から観察することで、自然の美しさや瞬間の変化をより深く理解し、表現する手段となりました。

会期:2023年10月20日(金)~2024年1月28日(日)

会場:上野の森美術館

チッケト: 2,800円(土日祝3,000円)

私が一番好きなモネの絵は、この企画展にはありませんでしたが、「日傘をさす女性」という作品です。25年ほど前に福岡の場末のスナックにこの絵のポスターが張ってあり、思わず見入ってしまった経験があります。

今まで、2度ほど、モネの企画展に行きました。

【2014年2月11日】

「国立西洋美術館×ポーラ美術館 モネ、風景をみる眼―19世紀フランス風景画の革新」

久しぶりの美術館です。結構混んでいますね。入館料は1,400円と映画と変わりませんね。皆小一時間くらい観るのでしょうか(私は30分でしたが)。このモネ展は3か月間です。この美術館は一応黒字らしいのですが、国からの交付金とかもあるので、純粋な黒字かどうかわかりませんが、非常に利益率の高いビジネスでもなさそうです。海外では、パトロンがいて、寄付金がかなりあり、入場料も安いのだそうです。館内で、説明用オーディオ機器の有料貸出やモネ・グッズ販売などをやっていましたが、もうちょっとマーケティングしてもいいかもしれません。

さて、そんな事はどうでもいいですよね。それより、そうです。モネの話です。クロード・モネ(Claude Monet, 1840年11月14日 – 1926年12月5日)は、印象派を代表するフランスの画家です。。「光の画家」の別称があり、時間や季節とともに移りゆく光と色彩の変化を生涯にわたり追求した画家です。代表作の「睡蓮」は、モネが60歳近くになってからの作品です。個人的には、モネは私にはそう響きませんでした。

印象派の作品は、明るいですよね。光をたくさん取り入れてる「爽快な」イメージがあります。ルノアールが有名です。絵の具の「白」をどう使うかがポイントのような気がします。

ってなわけで、また美術展に行きたいと思います。

ちなみに、この絵は、西洋美術館の常設展示されています。

【2007年5月20日】

「水の情景-モネ、大観から現代まで展」

今日は、結婚式が横浜でありましたので、ついでに「横浜美術館」で「水の情景-モネ、大観から現代まで展」をみて来ました。横浜美術館ははじめてでしたが、なかなかいい美術館でした。コレクションのマグリットなどもあるそうで、今は、宇都宮美術館のシュルレアリスム展に貸し出しているのでみられませんでしたが、なかなかいいコレクションをしています。

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