「河口湖 音楽と森の美術館」に行ってきた感想・レビュー~オルゴールの奏でる音楽から見えるものは?

美術展情報

「Mt富士河口湖トライアスロン」に参加したついでに河口湖 音楽と森の美術館へ行ってきました。

トライスロンの最後のランの時に、この美術館の傍を走っていまして、その時に、横目に展示会のポスターがあり、そこに「ダリのブロンズ像が河口湖に登場」と書いてあり、私はダリが好きなので、レース中にレースが終わったら行ってみようと思ったわけです。

結果、大正解でした。なんで音楽なのだろうとよく理解しないで行ったのですが、昔のヨーロッパをイメージした庭園や建物そして、その中には、貴族たちが愛したオルゴールや、自動演奏楽器による心癒される音楽を、時代を超えて楽しめるというものでした。

私は、オルゴールというと小さいものしか知らなかったのですが、当時はディスクオルゴールで、いわゆる自動演奏楽器として存在していたのですね。

実際、巨大オルゴールやバイオリンが内蔵されている器械や、巨大オルガン自動演奏器の音楽を聴きましたが、凄い迫力でした。

これらの楽器は、1900年頃のもので130年くらい前のものだそうです。19世紀の半ば頃に発明されたそうですが、当時は、貴族たちが音楽を聴くときは、演奏家を家に呼ばないといけなかったそうで、プライバシーもあるので、自動演奏の器械の発明を待ちわびていたそうです。また、大衆向けには、大きなホールなどに設置もされていたそうです。

当時は、画期的なマシーンだったのでしょうね。その後、蓄音機、レコードと続いていきました。

貴族は、基本的に労働はしないですが、いろんな文化を生み出しましたね。絵画も自分たちの肖像画を描かせ写真の代わりにしていた部分もありましたよね。彼らは、文化的なパトロンとして知られます。

また、彼らは、高い社会的地位には義務が伴うことを意味するフランス語の「ノブレス・オブリージュ noblesse oblige」の精神があり、社会の模範となるように振る舞うべきだ思っていたそうです。

この精神は、米国では、富裕層がボランティアや寄付をするのが当たり前という考え方に繋がったということです。

現代でもリタイヤして、仕事をする必要がなくなったら、昔の貴族のようにはいかないかもしれませんが、文化的な創造をしたりとか支援したりしたいものです。

私のYouTubeの最後の方(9分30秒から)にダリの彫刻や自動演奏機の演奏などが見れますのでご覧ください。

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