シュルレアリスムの巨匠「マグリット」に魅せられて

アーティスト

彼との出会いは、45年前の高校一年生の時にまでさかのぼります。何かの雑誌でマグリットの「大家族」の絵を見て、非常にいい絵だと思い、それを切り取っていて、ちょうど気に入った絵や写真を使って美術の作品をつくる課題が出た時に、それを使って作品をつくり、それ以来ずっと飾っています。

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14年前に、宇都宮美術館にそのマグリットの「大家族」があると聞き、カミさんとドライブがてら行ってきました(カミさんには、餃子を食べに行こうといって誘いだしたのですが)。

30年かかってやっと本物を見るということで、美術館に入ってからは、胸が高鳴りました。展示室に入ってすぐ見つけれることができ、昔の恋人に会うようななんとも言えない気持ちでした。

そして、6年前の2015年に、新国立美術館で「マグリット展」が開催され、当然観に行きました。

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彼の作品を始めから晩年まで観ることができましたが、晩年のほうが絵が完成されていくのがよくわかりました。世代毎に作風が大きく変わっていく様は非常に興味深かったです。そして私のもう一つ好きな画家のダリにも影響を受けていると聞いて「なるほどな」と思いました。

どちらも「シュルレアリスム」ですものね。シュールとはフランス語で「超現実」という意味だそうです。1924年にブルトンが『シュルレアリスム宣言』を発表し、運動が本格的に始まりました。理性によって支配された現実世界ではなく、夢・幻想など潜在意識的な世界を表現することで人間の開放を目指すことを「シュルレアリスム」といいます。

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また、マグリット見たいですね。ベルギーまで行かなくても、日本でもあちこちの美術館にマグリットの作品があるのですね。全部まわろうと思います。

私の絵も僭越ながら、マグリットの「大家族」絵に影響を受けているのです。

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「地球の叫び」

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【2021年4月12日】

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