葛飾北斎のアート展「北斎づくし」に行ってきた感想・レビュー

美術展情報

葛飾北斎と言えば、「富嶽三十六景」。富嶽三十六景と言えば、永谷園のお茶漬けの素に入っていたおまけの名画カードを思い出します。

中学の時にクラブの後、帰宅し、夕食前に塾に行く時に急いでとりあえず空腹を満たすために、お茶漬けをかきこんだものです。その時に何気なく見ていたのがこの名画シリーズのカードです。

歌川広重の「東海道五十三次」が一番有名でしょうが、私は、北斎の「富嶽三十六景」もよく覚えています。

しかし、永谷園もよく考えるといいことしていましたね。お茶漬けの素は、1952年誕生で、このカードが入り始めたのは、1965年からだそうです。そして、1997年まで32年間続きました(最近また復活したようです)。「文化の普及」が目的だったそうです。立派ですね。

葛飾北斎って、江戸時代後期の浮世絵師(1760~1849)で90歳まで生きた、当時にしては相当長生きした人だったようです(酒も煙草もやらなかったからかもしれません)。その間、ずっと描いていたので、たくさんの作品が残っています。自分の事を「画狂人」と呼んでいた時期もあるほどの絵描きです。

職場のある六本木ミッドタウンで、「北斎づくし」という粋なタイトルの美術展をやっていましたので、ちょっと仕事の合間に観てきました。

『北斎漫画』『冨嶽三十六景』『富嶽百景』などが展示され、また、独創的なインスタレーションもあって結構楽しめました。

北斎は、一生絵を描いていたわけでしたが、構図も素晴らしいし、絵心満載で、相当、絵を描くのが好きだったのだろうと思わせてくれました。

「北斎の映画があるよ」って教えてもらったので、アマゾンのPrimeVideoで緒形拳と田中裕子が演じる「北斎漫画」(1981)を見ましたが、絵三昧の人生がよく描かれていました。

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同じく、六本木ミッドタウンのサントリー美術館で「大英博物館 北斎 ~ 国内の肉筆画の銘品とともに ~ 」という展示会が、一年後の2022年5月に開催されていたので寄ってみました。

北斎は海外でも人気が高く、大英博物館が相当コレクションをもっているそうで今回は、そのコレクションの一部の展示になります。里帰りですね。

【2021年9月28日記】

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