【美術展レポート】「キュビスム展ー美の革命」に行ってきました

美術展情報

私は、19世紀中ごろ盛んになった写実主義の絵画も好きですが、キュビズムのようなデフォルメされた絵画も現代美術っぽくて好きです。

ということで、「50年ぶりの大キュビスム展」というふれこみの「キュビズム展」に行ってきました。

キュビズムとは

キュビズム(Cubism)は、20世紀初頭にフランスで発展した美術の運動および様式です。キュビズムは、主に絵画において、被写体を幾何学的な形状に分解し、それを複数の視点から同時に描くという特徴的なアプローチを取ります。この運動は、パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)とジョルジュ・ブラック(Georges Braque)によって主導されました。

19世紀中ごろに写真は広まり、特に肖像画の需要は油絵から写真に写り始めました。それにより芸術家は見た通りに描く写実主義に疑問を持ち始めます。

19世紀からヨーロッパ諸国による植民地化がすすみ、ディフォルメされた仮面や偶像などのアフリカ美術がヨーロッパに入ってきて芸術家を刺激しました。

ピカソは、このアフリカのマスクに影響されたようです。

そういえば、モディリアーニの作品は首の長い女性が特徴ですが、これもアフリカ偶像の影響でしょうか。

ということで、この時代の芸術家は「はしか」のように皆一度はキュビズムに魅せられていきました。

ジョルジュ・ブラック
マルク・シャガール
ロベール・ドローネー

展示会概要

「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展—美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ」

2023年10月3日~2024年1月28日 国立西洋美術館 2,200円

西洋美術館 常設展

西洋美術館は、常設展が500円のところ、企画展のチケットを購入すると無料になるのでお得ですよね。

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