あのAOR(Adult Oriented Rock)の最高峰、ボズ・スキャッグス(Boz Scaggs)の日本公演が決定しました!今回のツアータイトルは「ONE FOR THE ROAD」。まさにファンにとっては見逃せない特別なステージになりそうです。
ハードロック全盛期に現れた、洗練された「大人のサウンド」
ボズ・スキャッグスと聞くと、一瞬であの頃の記憶が鮮烈に蘇る方も多いのではないでしょうか。
当時、ロックといえばハードロック的な骨太で激しい音楽が主流でした。歪んだギター、ハイトーンのシャウト、身体を揺さぶる重低音――もちろんそれも最高に刺激的でしたが、1980年代に向けて時代が動く中、突如として僕たちの耳に飛び込んできたのが「AOR」でした。
「アダルト・オリエンティッド・ロック」。
その名の通り、それはあまりにも都会的で、洗練されていて、どこか哀愁を帯びた「大人のサウンド」でした。
それまでの荒々しいロックとは一線を画す、緻密に計算されたアレンジ、心地よいカッティングギター、そしてボズのあのスモーキーで甘いボーカル。初めて聴いたときは、「なんてお洒落で格好いい、大人の音楽なんだろう」と深い衝撃を受けたのを今でもよく覚えています。
『Silk Degrees』(1976年)や『Middle Man』(1980年)といった名盤は、よく聴き返しました。「We’re All Alone」や「Lowdown」が流れるだけで、一瞬にしてあの頃の空気感が戻ってきます。まさに僕たちの青春のバックグラウンドミュージックであり、音楽的な「大人への扉」を開けてくれた中心にいたのが、ボズ・スキャッグスでした。

私が買ったCDは、「Some Change」(1994年発売)でした。 1980年の『Middle Man』以降、Scaggsはメインストリームのポップ・シーンからやや距離を置き、1988年の『Other Roads』を挟みつつも、1980年代から1990年代初頭にかけては寡作な存在となっていた。『Some Change』は、その空白を経た後に発表された作品であり、彼のキャリアにおける「再起動」のアルバムとして位置づけられる。
5年ぶりの来日公演!
前回の来日から5年ぶり、そして彼自身の年齢を考えても、今回のステージはまさに「奇跡の夜」と言っても過言ではありません。あの洗練された歌声を、再び日本の地で生で体感できる機会が訪れるとは、本当に胸が熱くなります。
今回の日本公演のスケジュールは以下の通りです。
ボズ・スキャッグス「ONE FOR THE ROAD」日本公演スケジュール

終わりに:あの「極上タイム」をもう一度
かつて僕たちを魅了した、あの洗練された大人のサウンド。
時代は移り変わっても、ボズ・スキャッグスが紡ぎ出す音楽の輝きは、少しも色褪せることはありません。
あのイントロが流れた瞬間、きっと私たちは一瞬であの頃に戻れるはずです。
極上のAORサウンドに身を委ねる贅沢な夜を、心から楽しみに待ちたいと思います。
皆さんはボズの曲の中で、どの曲に一番思い出がありますか?ぜひコメントなどで教えてくださいね。
当日

SGCホール有明は、もともと「東京ガーデンシアター」という名称で親しまれていた最大約8,000人収容の大型ホールです。
この会場の4階席(バルコニー2にあたる階層)は、全体の中では後方かつ高さのあるエリアになります。一般的なアリーナ会場とは違い、客席がステージをぐるりと囲むようにすり鉢状に配置されています。4階席であってもステージまでの直線距離が比較的短く、「思ったより後ろに感じない」「視界を遮るものがなくて見やすい」と評判の座席だそうです。
行ってきました。期待通りの素晴らしいステージで、今も心地よいアーバンなグルーヴの余韻に浸っています。
今回のライブは、単に懐かしい名曲を楽しむだけでなく、自分の中に眠っていた大切な感覚を呼び覚ましてくれる特別な時間となりました。
AORが街に流れていたあの頃、私たちは髪型やファッションなど、世の中の最先端のトレンドを追うことに純粋にワクワクしていました。あの時代の熱気や、何にでもアンテナを張っていた感性は、今振り返っても最高にエキサイティングで豊かな瞬間だったと感じます。
最近はスポーツなどの運動にばかり熱中して、新しい音楽やファッションといったトレンドには少し疎くなっていたかもしれません。
しかし、年齢を重ねた今だからこそ、あの頃のようにトレンドに敏感になってオシャレを楽しんだって、全然いいわけです。
Boz Scaggsの洗練された歌声は、過去の思い出だけでなく、これからの自分に新しい遊び心とワクワク感を吹き込んでくれました。
あの頃のアンテナをもう一度広げて、今の自分らしい「かっこよさ」をまた楽しんでいきたいと思います。

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